【書評】YouTubeで食べていく。ブロガーは動画もやるべき?

2018年7月7日

UUUM株式会社の顧問も務めるジェット☆ダイスケこと愛場大介さんの著書です。

YouTubeやユーチューバーがどういったものかまだよくわかってない人にとってとてもわかりやすく理解できる本です。

要点などをまとめていきます。

記事を読むひとは動画を見ず動画を見る人が記事を読まない

これは本の中でapp bankの社員の方が話されていました。

どうやら、YouTubeからブログ記事への誘導はほとんどされず、逆にブログ記事にYouTube動画を貼ってもほとんど見られないらしいです。

これは私も経験したことがあるのですが、実際にブログ記事に動画を貼ってもほとんどクリックされません。

ということは、ブログだけ書いていても届けられない層があるということです。企業やネットで幅広く活躍する個人など、多くの人に認知してもらいたい場合は、ブログも動画もどちらもやるのがベストといえます。

ネット動画を見る人は間を読み取れない

ドラマなどの、作品に演技が入る動画を投稿しているユーチューバーもいますが、YouTubeの視聴者は低年齢層が多く、視聴者に考えさせるような演出は伝わらないようです。

ビールを飲んでおいしさをかみしめていると「どうして黙ってるんですか?美味しくないんですか?」と言われてしまうみたいです。

少し衝撃ですが、テレビに関しても最近のバラエティーはテロップ表示が必要以上に多くなり、テレビを観る視聴者はあまり考えなくても楽しめるようになりました。

これは、視聴者のレベルが落ちてしまうということですが、YouTubeに関してはまだ成熟していない視聴者がいる以上、彼らに合わせた演出や編集が必要となるようです。

YouTubeは稼げる?の答え

日本でYouTubeで稼いでる人は現実的にいます。ただ、稼げる難易度で言うと、より多くの人に伝えられる英語圏のYouTuberのほうがどうしてもロー難易度になってしまいます。

とはいっても、YouTubeの視聴時間はアメリカに次いで日本が多いようなので、日本語に限定した場合でも、日本の中での競争に勝てばご飯を食べれるということです。

著者は、YouTubeで稼げてる人たちはあくまで結果として稼げているだけで、それを主な目的として始めているわけでは無いということを書いていました。

これからYouTubeを始める人も、稼げる稼げないではなく、動画を作る楽しさだったり、オリジナリティを出せる楽しさだったりを感じてほしいと訴えていました。

まとめ

本の発行が、2014年と少し古いので現在のYouTubeの実情とは違った点もあるかと思いますが、逆に言えば、少し前の情報が手に入るので今の現状と比べて学びを得ることもできます。

技術の発展についても、よく書かれていて、以前は専用の機材がないとできなかった動画作成も、今はiPhone 1台あれば動画を撮りアップすることができるので、動画制作や個人で何かを発信するのにとても適した環境といえます。

YouTubeは何も顔を出さなければいけないという決まりがあるわけではないので、気に入った風景の動画やペットの動画なども、あげてみると面白いかもしれませんね。