【保存版】ゆうちょ銀行で屋号付きの銀行口座を作る方法【体験談】
個人事業主として開業し、フリーランスとしての活動や事業活動を始めると、個人の口座とは別に事業用の口座が欲しくなります。
大手銀行だとなかなか難しい屋号付きの口座開設ですが、ゆうちょ銀行では比較的ゆるく作れるので、申し込みから実際に口座を開設するまでを解説します。
目次
ゆうちょ銀行で作れる屋号付きの口座は振替口座
ゆうちょ銀行で作れる屋号付きの口座は振替口座です。
最初、振替口座と言われてもピンと来ませんが振替口座の説明は下記をご覧ください。
振替口座とは、送金や決済の利用に特化した貯金(振替貯金)の口座です。多くの方から各種料金・会費を集めたり、配当金・返還金などを渡したりすることが、振替口座を利用することで効率的に行えるようになります。
振替貯金に利子は付きませんが、預金保険法に定める決済性預金であり、預り金全額が保護されます。
引用:ゆうちょ銀行
普段ゆうちょ銀行で個人の方が使っている総合口座とは全く別の口座となります。
送金(振込)を頻繁にしたり、たくさんの人からお金を集めたり(決済)する場合に有効とされています。
そして、振替口座には通帳やキャッシュカードはありません。
ただし、ゆうちょ銀行を選ぶのに下記2点のメリットがあります。
- 屋号名で口座開設できる
- ゆうちょダイレクト(オンラインでのチェック)を無料で利用できる
前回、地方銀行で屋号付きの口座開設をした際のてんまつをお伝えしましたが、
あおぞら銀行の場合は、ビジネス用のダイレクトバンキング利用に月額1000円ほどかかります。
(参考記事:【2018年】屋号付きの銀行口座を作る方法【開業・個人事業主】)
ついでに言うと、三菱UFJ銀行は屋号付きのビジネス用口座を開設できたとしても、ビジネス用のダイレクトバンキングは利用できないようです。
つまり、屋号付きの口座開設、ビジネス用の口座開設というのは、開設はできるけど、なにかと制限やお金が発生するやっかいなものなのです。
私はネット事業を営んでいるので、インターネットでお金の流れを確認できるのは大前提でした。
その点、ゆうちょ銀行はマッチしているので口座開設申し込みをしました。
ゆうちょ銀行の屋号付き口座名は「屋号名のみ」
前回、あおぞら銀行で作成した口座は
「屋号名+個人名」
でした。
どちらがいいのかは、一概には言えないところですが、
「屋号名+個人名」の口座を使いたい場合はゆうちょ銀行は候補から外れてしまいます。
逆に、
「屋号名のみ」の口座を欲している方にはゆうちょ銀行はおすすめです。
ゆうちょ銀行で屋号名の口座を開設する方法
引用:Wikipedia
自分がよく利用するゆうちょ銀行に行って口座開設を申し出ます。
持ち物はこんな感じです。
・身分証明書
・開業届の控え
・印鑑
名刺や前期の確定申告書、ホームページなどが必要と思ってしまいますが、自分が申し込んだ時はそういったものは要求されませんでした。
注意点としては、
振替口座への入金・出金は申し込みをした郵便局の窓口でしかできません。
そのため、口座開設を申し出る郵便局は、自宅近くで店舗利用しやすい郵便局を選ぶのがよいです。
とはいっても、
「もし申し込み後に引っ越した場合どうなるんですか?」
と聞いてみましたが、その場合は入金・出金する店舗の変更届を出せば問題ないようです。
あとは使い方として、
出金→屋号名口座から自身の個人ゆうちょ口座にオンラインで送金する
ということが出来るので、そんなに不安に思う必要はないです。
同じ銀行に2つの口座(個人口座と屋号名口座)を開設できるため、振込手数料無料などのメリットを享受できます。
忘れてはいけないのが、
口座申し込みの際に、ゆうちょダイレクトも一緒に申し込みましょう!
一緒に申し込むと手間が省かれてかなり楽だったので、
一度持ち帰らず、その場でゆうちょダイレクトも申し込んでください。
ゆうちょ銀行で屋号名口座を申し込んでから開設するまでの期間
11/29(木)に申し込んで
12/6(木)に自宅に届いたので
ちょうど1週間くらいで口座が開設できます!
かなり早いですね。
体感ではもっとかかっていたような印象ですが、1週間で屋号名口座を開設できたことになります。
ゆうちょ銀行の屋号名口座はどんな人におすすめか
ネットでの決済が多い人
現在、ほとんど銀行の店舗に足を運んでいない人には向いていると思います。
通帳やキャッシュカードのない振替口座ですが、
オンラインで口座残高や入出金の確認、送金ができれば、特に困ることはないかと思います。
屋号名の口座が欲しい人
さきほども書きましたが、屋号名+個人名ではなく、
屋号名のみの口座開設となるので、
個人商店の方や屋号名のみを押し出したい方にマッチすると思います。
ゆうちょ銀行の屋号名口座を作るデメリット
これは特にありません。
ただし、最近気付いたのですが、
クレジットカードの引き落とし口座に設定する口座はクレジットカードの契約者名と同一の口座ではないと設定できないようです。
つまり、
クレジットカードの契約者→木村太郎
口座名義→木村商店
の場合、クレジットカードの引き落とし口座には設定できないということです。
ここが完全にノーマークでした。
クレジットカードの引き落としをビジネス用の口座からしたい場合、
そもそも口座名に屋号名を付けることでできなくなる?!
という本末転倒の展開になってきました。
引き続き調査してみて、何かわかりましたら追記します。
まとめ:ゆうちょ銀行で屋号付きの銀行口座を作る方法
ゆうちょ銀行で屋号名の銀行口座を作る方法を解説しました。
いやー奥が深いというか、一筋縄ではいかせてくれませんね。
一難去ってまた一難、
開業当初は、あまりこういったものに時間を使いたくありませんが、経理をわかりやすくしておいた方がのちのち苦労しないというのも事実。
一歩一歩、試してまた新しいアイデアがありましたらブログ更新しますね。
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